1/48 16式機動戦闘車 (10) 細部の製作

◆出品予定:9月末

【今週の目次】
 ◆金属砲身の製作
 ◆車長の仮配置
 ◆下地塗装
 ◆ジオラマの構図について
以上になります(^^)

◆金属砲身の製作
それでは、先週断念した電飾用の金属砲身を作っていきます。

前回失敗したM3雌ネジについては、同じ失敗を繰り返さないように切削油(サラダ油ですけどネ)をシッカリ垂らして慎重に、慎重にネジ切りしました。今回は上手くできましたよ(^^)

さてさて、砲身本体の製作に入っていきますね。オリジナルの砲身(↓上側)は、随所で直径が異なり、と同時に複雑な形状をしているので、こちらの再現はアルミパイプΦ4mm(内径Φ3)、Φ5mm(内径Φ4)を使って対応します。また、最も直径の大きいΦ5mmの前後には0.5mmプラ板を貼付けて、こちらも形状も似せておきます。

砲身の途中にも良く見ると微妙に段差がありますよね。しかし、これを再現をしようにも、貼付け先のアルミ管はΦ4mmと小径のため薄めのプラ板をもってしても分厚く見えてしまいますねぇ(^^; この辺りのスケール感が狂うと、ほんと『模型』っぽく見えてしまうので、この部分の再現はより薄手の『紙』を使っていきますね。使用する紙はプリンタ用紙です、紙の薄さは0.03~0.05mm程度なので再現にはもってこいですね。

ただ、当然のことながら、そのままで貼り付かないため、紙全体に瞬着をしみこませて樹脂化させたもの(↓)を薄手のプラ板の代用とします。これなら貼付けられますよ(^^)

先ほどの極薄プラ板を貼付けし、更に砲身根元の砲身カバーも、エポパテで再現して、ふぅ~、なんとか完成!! ソコソコ形状を合わせられましたね(^^)

◆車長の仮配置
前回投稿の続きです。今回再現したい砲撃シーンでは、てっきり砲塔の各ハッチは閉じられ爆風を避けているかの思いきや、現実では車長はハッチ部分より頭半分を出し観測をしているようですね、なのでこちらも塩梅を見ながら再現していきます。

(↓)はキットに付く車長さんです。さすがタミヤ製です、まさしく日本人という顔立ちとそのディテールが完璧ですね(^^)。オリジナルは腰より上の上半身が再現されているのですが、胸より下をカットして砲塔からの出代を下げておいきます。

で、砲塔に仮置きしてみると。。。
そうそう、この感じ!!
車長の配置はこれで良いとして、課題はヘルメット上に逃がしているゴーグルを顔面に装着した状態の再現ですねぇ。うーん、どうしたものか。。。

まぁ、数分考えてアイデアがでなければ、一旦あきらめて次の工程に移るようにしていきます。往々にして、ほか事を考えているときに閃いたりしちゃいますからね(^^)

◆下地塗装
いよいよ塗装工程に入っていきます、まずは下地塗装から。。。

下地塗装に用いるサーフェイサーは『グレー』『黒』の2色です。AFVモデルの場合は他の色を下地に用いている方もいらっしゃるのですが、そんな凝った色を持ち合わせてもいなく、また上手く使いこなせる自信もないため(^^; オーソドックスな下地色を常用しています。

で、塗装後はいつも通り『メラニンスポンジ』で表面の凹凸を除去しておきます。これを怠ってしまうと、迷彩塗装後に表面のザラザラが目立ってしまうことで、一気にスケール感が変になってしまうため、私にとっては必須工程なんです!

下地塗装が完了! 下地の配色は全体を同じ色とせずに、
上面:グレー、 下面:黒
で塗り分けています。

上下分けた理由なんですが、全体をグレーで統一した場合、車体下面(影側)が明るくなりすぎて重量感が損なわれる一方で、全体を黒で統一すると、今度は完成した車体が暗く・重くなり過ぎてしまいます。

これらを解決するための折衷案が上下半々(笑)です。さてどう転ぶかな?。。。

◆ジオラマの構図について
ジオラマでイメージするのは『富士総合火力演習(総火演)』の一コマ。実際のシーンも平地を戦車が疾走する状態となります。ただそのまま平地のみで再現しただけだと、せっかく車体に動きを付け、砲炎光を再現しても随分ともの寂しくなるのは間違いなさそう。。。

それでは、まず試しに構図を描いてみて様子を伺ってみますね。地面には水たまりを作って砲炎を移り込ませてたいと思っています。う~ん、絵心がないからなのか、なんかしっくりこないですねぇ。

砲炎の位置を再現するとこんな感じ。。。う~ん、こちらも今一だなぁ(^^;

ベースのサイズが大きのかと思って少しサイドをカットしましたが、状態は変わらず。。。構図決って難しいものですね(^^;

もう少し悩んでおきます。。。

車体製作その8は以上です、それではまた。

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