1/48 三菱 F-1 (13) 細部作り込み その2
◆出品ターゲット:1月2日頃 ← 大失敗のため一部やり直しが発生、やむなく納期延期しました。大失敗の理由は本文後半で。。。
◆細部作り込み:前回紹介したオリジナルのパーツを改修していきます。まずはASM-1から。主翼付け根にある凸ラインを除去し一旦丸坊主にしたうえで、主翼・尾翼をプラ板で作り直しました。先端部も球面→テーパー→円筒とつながっているためこちらも微調整、また本体下面空気取入口・ミサイル後端の排気口もそれらしく作りました。また、このフジミF-1キットは主脚をメタル製・プラ製どちらかを選択できます。今回は完成品状態での強度を優先したいためメタル製を選択します、お客様が完成品を受け取って直ぐ破損となる事は絶対に避けたいので。
操縦桿もあっさりとしたデザインとなっていますので、ボタン類を再現します。材料は銅線の0.3mm, 0.5mmを用い操縦桿にドリルで穴を開けた後に、先ほどの銅線を挿入・接着しています。これで、ボタン類を塗り分ければ情報量が上がりますね。
パイロン部もあっさりし過ぎているので、こちらも少しディテールを上げます。実機写真ではパイロン懸架部の側面に突起(固定ピンかな?)があります。こちらも銅線0.5mmで再現しました。上が銅線接着後品、下が完成品になります。
前述のパイロン部にデカールを貼りウェザリングを施しました。併せて操縦席も実機の写真を見て塗り分けています、下の写真の状態では塗り分けしたどの色も同じような艶感になっているのでかなり不自然です。こちらは後で『つや消しクリア』『つや消し半光沢』に塗り分けて素材違いを表現する予定です。
続いて計器盤上面の天板部、及び前面の布カバー部も塗り分けました。こちらも艶感が均一でやはり変ですね。同様に『クリアつや消し』での上塗りが必要です。
シートを仮置きしてみました、やっぱり艶がになりますね。色・艶・陰影が適正であれば実機感がグンとあがるのですが、これでは全然駄目ですね。下の写真の状態ままではヘッドレストが公園のプラスチックベンチっぽくなってます。。。
ここで納期を遅らせる原因となった大失敗のご紹介。計器盤上部を塗装するために下のようにマスキングし黒色塗装を行っています。当然、他の部分に色モレしないようしっかりとマスキングしたうえで、これが裏目に。。。
塗装後のマスキング剥がし時にコーションマークと部隊番号の一部が、見事 剥離! 実際剥離したのは部隊番号の下半分だったのですが、その状態から完全修復は困難だったので、覚悟を決め一からやり直すことにしました。剥離を生き残ったデカールの除去はマスキングテープをペタペタ貼り付けるとあっさりと全て除去完了。つまるところデカールの定着が不十分だったという事になります。もしこれを見落とした事で落札して頂いた方の手に渡った後に剥離する事態となった場合、すごくがっかりされるだろうなと思うと、このタイミングで剥離してくれてたのはラッキーでした。デカールは再度注文、12/31到着予定です。
気を取り直しキャノピー仮置きです、いいですね。モチベーションを維持するためにはこんな少しの達成感は大事ですよね。
未完了だった尾翼部の塗装も終わらました。うん、これも良いですね。
細部塗装その2は以上です、事件は色々起こりますがこれ以上納期延期ないように頑張ります。それではまた。
本物のF-1の製作に関与した方みたいに機体の随所に詳しいですね。
モデルアートに作例記事があり、その後モデルアートの自衛隊機の細部を写真で見る
シリーズも読みましたが、「さあ作ろう!」という気にはなりませんでした。
あなたの詳しい写真入り解説を拝読しますと何の迷いも無くなります。
元々艦船に熱を上げていましたが、艦船のハードさにメゲテ飛行機を作っています。
いつか、F-1、T-2にチャレンジします。
頑張って下さい。
ご来訪に併せコメントまで頂きありがとうございます。おっしゃる通りですね、雑誌の作例では工程の詳細説明は少なく、一気に完成部分写真が掲載されることが多く少しもどかしいですものね。頂いたコメントで、このブログの方向性が少し見えたような気がします。貴重なご意見ありがとうございました。melehiloさんのページも参考にさせて頂きながら頑張って続けてみます。