1/48 16式機動戦闘車 (14)ジオラマベースの製作

◆出品予定:10月9日予定

今週の目次は。。。
◆ジオラマベースの製作
これ一本です(^^;

実はわたくし、地表(土)を表現するジオラマ製作は初体験なのです(^^; で、何が言いたいのかというと。。。
ムズカシイ(涙) 上手く表現できないのですよ、これが_| ̄|○

それでは、気を取り直して製作過程のご紹介です。

◆ジオラマベースの製作:
ジオラマベースの構想は、ずっと前に一度検討しています。(↓)写真のような感じで(^^; 今となっては『???』の構図なのですが、改めて思うところは、

◇戦闘車両の車輪・クローラ走行だけで、地面がここまで 掘られることはない。
◇ その溝に水が溜まり、まるで池のような水たまりができることも、まずありえない

以上が、『総火演』でネット画像検索をかけ200枚ほど観察したことによる、結論です(^^; もう、突っ込みどころしかない(笑)

そこで、再度練り直した構想が(↓)になります。目指すところは『総火演』の地表そのものを再現です(^^) その中で織り込む内容は次の通り、

◇水溜まりは『自然にできたもの』と『轍の後に溜まったもの』の2種類を表現する
◇地表に残る轍の跡は、圧接されたタイヤ痕ではなく、走行時に掘り起こされた土くれが連なった状態で表現する
◇実際の演習での地表面は散水により、全体的に湿っているため色彩の差はほとんどない。ただ表面の光沢に差があるため、『つや消し』『半艶』『艶』『鏡面仕上げ』で地表の状態を表現する

以上です。ではでは、全体の配置から。。。

水溜まりの配置は手前側の2つのエリアに固めます。特に右側のエリアは、水面への砲炎の写り込むのを狙ってて、更に見る視点が多少移動しても写り込みが維持できるよう、『複数』『広範囲』『縦長』に配置することにしました(^^

◇それでは、轍痕の再現からです(↓)。こちらはポリパテを盛り上げ、乾燥しかけたところを狙って、凹凸を付けていきます。ちょっと選択に失敗したのが、このジオラマベースの材料として、MDF材を選定しているのですが、ポリパテの食いつきがすこぶる悪いですねぇ(^^; これは後で木工ボンドを浸み込ませておきましょう。

盛り上げ高さは(↓)の通りです。。。まっ、こんなものですかね。

◇次に、(↓) 主に水溜まりの周辺の地表の凹凸を、ティッシュペーパー(水で薄めた木工用ボボンドで接着)を用いて再現しています。ただし、これだけだと自然な凹凸に見えないので、ティッシュ乾燥後にパテ盛りもしておきますね。

◇地表面のザラザラ感は、ウェザリングペーストを表面に塗り再現しています。土くれ感が簡単に出るので良いですよね、これ。

うん、これこれ。(↓)良い感じでざらついてますねぇ。

◇それでは水溜りの塗装に入ります。『えっ、塗装なの? 水表現って、レジンクリアーでは?』ってお声が聞こえてきそうですね(^^; それには理由がありまして。。。

前段、でお話したとおり。今回水溜まりには砲炎を写り込ませる役割を持たせてます。そのため、水面は鏡面状態にしておく必要があり、一方で総火演の水溜まりは、ほとんどが泥水であり透明な状態なのはまずありませんよね。。。

って考えると、透明である必要もなく、また、レジンクリアーでよくある表面張力による外周部分の盛り上がりも避けれるうれしさもあることから、レジンクリアーは選択肢からどうしても外れてしまいます。ということで、塗装のみで水溜まりを表現してくことにしますね。

まずは、(↓左) 水溜まりに奥行き感を持たせるための暗部を外周部に塗装しておきます。その後デッキタン(ラッカー)を、塩梅をみながら塗り重ねていきます(↓右)。こんなもんかなぁ?

◇次に地表の塗装に移りますね、前段にお話しした通り塗装色は一色のみで、赤褐色:黒 (4:1)を調色して全体に塗装しています。うん、濡れた土色感がでてますね(^^)

奥に見えるは塗装ブースの吸気面フィルターです。。。汚いですよねぇ(^^; お目汚しごめんなさい。。。

(↓) 全体の着色が終わったら、次に地表に艶の差を入れていきます。それぞれの部位の艶加減としては。。。
・轍・・・つや消し
・地表面・・・全体的に半艶消し、スポットで艶あり
・水面・・・鏡面!!
で塗装しています。全体的に艶が出すぎると汚泥感が強くなっちゃいますね。(^^;

あっ、吸気フィルターも隠しておきました(笑)

光源の位置と、撮影アングルを変えて再度撮影しなおしました。やはり水溜まりと地表の照り返しが、光の差し加減によって随分変わって見えてきます。こちらの方がより本物っぽいですね(^^)

で、(↓) 砲炎を仮置きしてみました。中々良い写り込み具合ですねぇ。もう少し水面の鏡面仕上げが進めば、砲炎の紋様がそのまま水面に写ってくるので、より光の情報が全体の絵の中に拡散されてきそうです。

製作の方向性はこれで良さそう、もう少し見た目調整をこのまま進めていきますね(^^)

で、問題は(↓)の写真です。地表面の色も良くて、光沢を持たせる事により濡れた地面が表現できているのですが。。。

土のふんわりした感じが一切伝わってこないんです。。。(涙) 言うなれば土の凹凸をそれっぽく形作ったコンクリートに濃い茶色を塗りたくっただけ。。。まぁ、実際の工法もそんな感じなんですが(^^;

(↓) 現物を見るとこんな印象です(^^;

この状態のままでは、期待に胸を躍らせて商品を受け取った落札者様をがっかりさせちゃうことになってしまいそうです。それは何としても避けたいなぁ。こうやって写真で撮影すると、ぱっと見は、それっぽく見えてしまうので尚更、たちが悪いですね。。。

見映えが、『出品時の写真』> 『届いた現物』となるのは絶対にダメ。

う~ん、どうしたものか。現時点では何が足らないのか思いつかないです、もう少し演習場の写真を眺めてみますね。多分なんか気づけるはず。。。たぶん(^^;

ではでは今週の投稿は以上です、それではまた!

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