1/144 F-14 (8) 増槽追加

出品予定:2月末~3月初

皆さんよくご存じの通り、F-14は可変翼のため主翼下に兵装が装備されておりません。そのため兵装・増槽が機体の中央に集約して装備される事となり、胴体下部の見た目が、兵装やら増槽やらで凄くゴチゃつく感がありますよね。

一方、オリジナルキットの兵装は、翼下に
・AIM-54 フェニックス
・AIM-9 サイドワインダー
のみを懸架するような、必要・最小限のパーツしか付属していないのですが、これだけだと非常に貧弱に見えてしまいます。

ましてや今回再現は発艦直前を表現したいので、この貧弱な兵装のままだと、とうていリアリティが得られませんよねぇ。

という事で。。。キットにはない増槽・兵装を実機相当に追加していきます。
それでは、今週は増槽追加のご紹介です。

この増槽ですが、当初はパーツ削り出しで作る事も考えましたが、かなり時間が掛かってしまいそうなのでジャンクパーツから適当な部品を確保します。

( ↓ )はハセガワ F-4ファントムの兵装パーツです。こちら旧品のため300円で売られてたのをジャンクパーツ取出し目的でストックしておりました。そのなかで目星をつけたのはMk-82、これを活用しつつ少し径を細くしてあげれば、いい形にもって行けそうです。

( ↓ ) このMk-82パーツを貼り合わせて更に全長を短く詰めました。そのあと空洞となっている内部をポリパテで埋めて、この後の加工削り出しで形が整うよう準備しておきます。

う〜ん、この状態だとまだまだ胴体が太いですよねぇ。まベースパーツがMk-82だから仕方ないか (^^;

( ↓ ) それでは、外径の削り込みをやっていきましょう。

この外径の削り込み、手作業では、真円が保てず、また加工時間もかかってしまいます。ここでは前回アフターバーナーの製作でもやったように電動ドリルでチャックをして、高速回転させながなら削り出しをやる事にしましょう。

さて、どうやって削り出すかですよねぇ、試してみたのは。。。
・紙やすり(300番)・・・それでも時間が掛かり過ぎる!
・リューター・・・紙やすりと変わらないぞ!

( ↓ )・彫刻刀当て・・・うん、サクサク削れるねぇ(^^)
最も切削性が良かったのは 、写真のように斜めに歯を入れた状態でした。これ、もう気持ち良いほど切粉が出てきますよ!
ん~、でもねぇ。やっぱり旋盤が欲しいなぁ(^^; なんとか自作できないかしら(笑)

( ↓ ) で、1個目 ( 下側 ) 完成しました、これはこれで随分と削り込みましたね。

( ↓ ) では、もう片側も削り込んでいきましょう。2個の増槽間で寸法の差が生まれないのうに、予めノギスで径を図って狙い寸法を確認しておきます。うん、φ5.5mmだね!

では、2個分の制作が終わったので胴体への味見取付をしてみましょう。

( ↓ ) 取付は吸気ダクトの直下に両面テープで増槽を仮付けします。写真では上手く収まっているように見えますが、実は吸気ダクト下面は微妙に円弧状の外形になっているので、そのまま増槽を付けてしまうと『胴体下面』×『増槽』間に隙間が大きく空いてしまいます。

なので、増槽取付面上面を削って、平面部分を形作ったうえで胴体下面に取り付けてみました。。。
ん〜、取付は良かったんですが、タイヤ仮面と増槽仮面の隙間がほとんどないぞ。。。これ (^^;

( ↓ ) 先程の平面部分を更に削り込んで修正。。。うん、これなら良いかな?

( ↓ ) では、一旦外観チェックをしてみましょう。
いいですね! 前回の投稿では、ややスッキリし過ぎる印象があったのですが、増槽とオリジナルのミサイル類を翼下に取り付けた事によって存在感が増した感じがします。

(↓) 飛行状態です。
こちらも中々良いぞ!!でも、やや胴体下面の情報量がまだまだ足らない気がします。本来ならここにAIM-54が懸架されているはずのところですが、それが付けられてないからでしょう。

やはりフル装備でないとF-14らしさ(兵装どっさり感) が出てこないですねぇ。かといってオリジナルキットには、これ以上のミサイルパーツは無いですし。。。

まっ、自作してみるか (^^;

ということで、フル兵装に向けもう少し頑張ってみます。それではまた!

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