1/48 隼Ⅱ型 (12) 機体塗装 その2(失敗の巻)

◆出品予定:5月中旬

今週は色々と失敗を重ねてしまい制作進度は停滞してしまったのですが、失敗もネタの一つとして投稿していきますね。

そもそもの失敗の始まりは、迷彩塗装前に金属表面にウェザリングを施し塗装面に奥行きを出したいと思ったところから始まっています。手順としては、前回実施した銀塗装後にクリアーを上塗りしていたので、このクリアー層に一旦、線状の傷を付けたのちにエナメル(黒)で汚しを与るつもりでいました。この線キズを与えるために選定したスポンジヤスリは240番、私のイメージでは表面に薄く傷が付くはずでしたが。。。

結果はガッツリと下地の黒塗装層まで研磨粒が食い込んでしまい、↓のように見るも無残な姿へ。。。(涙) リカバーするために番手を上げ600番, 800番で誤魔化そうとしましたが更に被害が拡大し、このような状態に。。。(涙涙) ここまでの被害となると上塗りでのリカバーは不可能なので、さっさと諦め塗装を剥がす事にしました(^^;

さて私の行う塗装剥がしの方法は2つあります。ひとつめは『シンナーどぶ漬け』、もうひとつは『アルコールどぶ漬け』方法です、『シンナー』は短時間で塗料を落とすことができる反面、プラ材をも溶かす恐れがあります。一方『アルコール』は時間がかかりますが、プラ材への影響は抑えられます。今回はカウルフラップなど薄手のプラ材を多用しているので、『アルコール』方式で除去しますね。

剥離に用いる『アルコール』とは『IPA・・・イソプロピルアルコール(純度99%)』のことです。このIPAはネット通販でも医療用、工業用どちらも購入できますが、私はホームセンターで購入できる『水抜き剤』をタッパーに溜めて使い回しています。この『水抜き剤』は、そもそも車のガソリンタンク内にある水分を除去する為のものですが、成分はIPAであり純度も99%で、さらに入手も容易であるためこれを常用しています。本来なら『水抜き剤』は無色透明なのですが↓の写真はかなり濁ってますねぇ。これだけ色々な失敗を溶かしてきてるという事なんですよね、お恥ずかしい(^^;

20時間ほど放置したのちに、塗装面を指でなぞった結果が↓の状態です。指で軽く表面をなぞるだけでヌルっと剥離してくれます(^^)。簡単に剥離できることがわかったら歯ブラシなどで擦っていけばアッサリと除去完了です。

全て除去した結果が↓です。無事に塗装前に戻りました、良かった〜。

最後に注意ですがIPAは引火性があり、経口・経皮での人への健康影響もあるので購入した商品の注意事項を十分に確認して使用してくださいね。

さてさて、次の失敗です(今週は全くもってハズレ週なんです(^^;)

↓画像では、この失敗のきっかけとなった銀塗装へのウェザリング追加の一貫として、色鉛筆でリベット部とパネル境界部に黒色を乗せていった状態をしめしています。どうですか? 右主翼のリベットとパネル境界が少しですが強調されてますよね。うん、格好いい。

で、塗り終えた後に全体を見たうえでの感想『銀色が想像以上に暗いのですが。。。(^^; 』 この機体を銀単体で完成するならこれで問題ないです、はい。しかし、ここに濃緑色の迷彩を塗ると恐らく、濃緑色とこの黒ずんだ銀色との明度のギャップがなくなり、せっかくの迷彩が強調できくなることは間違いなさそう。こちらも失敗ですね。。。がっくり(涙)

一旦、黒色で重ねた部分を除去して現状復帰をしていきます。

続きは後ほどアップします。それではまた。

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