1/48 16式機動戦闘車 (12) ウェザリング塗装

◆出品予定:9月末 → 10月1週目頃
今日は9月19日です、しかしながら、残る作業はウェザリング(あと2~3層ほど)と、ディオラマベースと砲炎光の製作、あと電飾配線にその他もろもろ。。。残り1週の土日で、仕上げるのは、さすがに無理と気づきました(^^; 申し訳ありませんが、完成度UPを最優先とするため納期の見直しをさせて下さい。くぅ~、まただ!今回はイケそうな気がしたんですが。。。ごめんなさい!

では、気を取り直して今週の目次です。
◆ウェザリング塗装
◆砲炎光の型の製作
◆砲炎光のバキュームフォーム成型
となります。

◆ウェザリング塗装:
『ウェザリング』と記載していますが、まずは迷彩塗装で荒れた表面を、いつも通りのメラミンスポンジでならしていきます。表面が平滑になったことの目安は『キュッキュッ』と音がするまでとしています。これをやっておくと、ウェザリングを施した後でもスッキリとした塗装面の状態となり、見た目の違和感がなくなりますからね(^^)

車体下面もラッカー(カーキグリーン)で塗装しました。どうでしょう、下地のマダラ塗装の上に薄く塗り重ねているので、ウェザリングを施さずとも色の変化が出ていますね。良い感じです(^^)

それでは、ウェザリング(1層目)に取り掛かりますね。(↓)は墨入れ(黒)を全体に塗って、それを軽く拭き取った状態になります。先ほどのメラニンスポンジの説明に用いた写真と比較すると、薄茶・濃緑色の各エリアも一気に重くなりましたねぇ(^^; う~ん、強烈なインパクト。。。

第2次大戦のジオラマなどでは、このトーンで仕上げられている作例もありますが、総火演で撮影した実車写真をみると、もう少し『黒』×『その他の色』のギャップが少ないように見えますねぇ。なので、全体的にもう少し軽くしていきますね(^^)

そもそも、重く見えてしまうのは、(↓赤丸) で示すように、ところどころに墨入れ塗料の拭き残りがあるからなのですが、本来この部分の黒色はモールド(実車では取手や継ぎ目)の影が映るのみで、それ以外の黒は強めの汚れ表現となり、見た目の重さ繋がってきます。

なので、このボンヤリ黒く滲んだ部分を、エナメルシンナーを含ませた先細の綿棒で、1カ所づつ拭きとっていきます。

いや~この車体、何とも持ち手が多いこと(^^; 結構な時間が取られちゃいました。で、結果が(↓)です。。。えっ!あまり変わってないですか?

はい。。。そう見えますねぇ(^^; 足らずまいの部分は、次のウェザリングの層を重ねる時に、ちまちまと修正していきますね!

一旦全体確認です。あっ、いつの間にかデカールも貼っちゃってますねぇ。やっぱり多彩な情報が目に入ってくると、さすがに絵が締まって見えます。とりあえずOKかな?

◆砲炎光の型の製作:
前回はこの型製作を紙粘土でやろうとしてあえなく失敗(^^; 方策を見直し、今回はスタイロフォームを用いた型製作を行っていきます。

ご存じない方のために説明すると、『スタイロフォーム』とは、家の内装工事で使う断熱・防音材の製品名です。

もとは建材用なのですが『発砲スチロール並みの軽さ』『発砲スチロールより硬く・加工性が良い』理由からジオラマ製作用によく用いられています。

では、このスタイロフォームの切り出しから。。。

この切り出し作業ですが、ご存じの方はわかりますが、カッターで切り出すと結構大変ですよね(^^; なので私はカッターを用いず、使い古した包丁を研ぎ直して切り出し道具として活用しています。こちらの方がザクザク切れて作業が楽ですよ(^^)

で、切り出した材料を砲炎の形に成型です、カッターでそぎ落とすように少しづつ形を出していきます。(↓Ver1完成)

う~ん、立体感に欠けてて、なんか違いますねぇ。はい、やり直し!!

思考錯誤することVer3まで。。。何とか形になりました(^^;

余談ですが、実車の射撃シーンをよく観察すると、マズルブレーキからの砲炎って放射状に広がっているのではなく、少し砲身の根元側に向かって流れているんですねぇ、これは知らなかったです。

この後ろに流れるのが『マズルブレーキの噴出孔の向き』によるものか、『射出時の射出圧に押されている』のかは判らないですが、とりあえず形状を作っておきますね(^^)

まずは完成した型を用いてのテストショットです。うん、この感じ総火演ぽいですね(^^) あっ、ジオラマベースも、いつの間にか作ってます。もちろん全て100均で!

◆砲炎光のバキュームフォーム成型 :
それでは、先ほどの型を用いてバキュームフォーム成型を行っていきましょう。使用する材料は100均のPPシート0.75mm、これが一番やり易かったです(^^)。

これ以外にもプラ板0.4mmなども試してみましたが、こちらは薄すぎて成型時に破れてしまい、上手く使いこなせませんでした(^^;

では、このPPシートを電気ストーブで過熱し真空引きをして形を出していきます。砲炎の型は『マズルブレーキ』『砲口炎』2種あるので、表と裏からそれぞれの型取りをし、後で貼り合わせを行う予定です。

さて、型取りが終わったら、パーツを切出すのですが、表と裏のパーツを、丁度半分で切り出すのではなく片側のパーツのみ半分より多く取り代を設けて切り出して置きます。

こうすれば、それぞれのパーツを重ね合わせるだけで結合する事ができますね。

ではでは、重ねてみましょう。。。おっ、いい感じですね(^^) 少しパカつきますが、ホットボンドを用いて接合すれば強度があがるはずです。

2種類の砲炎を前後繋げた状態で再現してみても。。。

うん、OKですね!! もとの型の形も、うまく転写されてて、こちらもいい感じです。

砲炎光の再現、長い道のりでしたが、ほぼ役者は揃いましたねぇ(^^) ふぅ~、もう少しだ!

あとは砲炎カバーの内側を黄燈色で塗装して、カバー(裏)→LED→カバー(表)と砲身根元側から順に組み上げたうえで、外周に綿を貼り付ければ完了ですね。

あっ、そういえば砲口から射出される砲弾も再現しなきゃ。実はコイツも光らせようと企んでおるのですよ。。。なにしろ曳航弾なので(^^;

今週の製作記は以上になります、それではまた!

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