1/430 松本城 (3) 中庭の製作 その3

出品予定:6/5 ( いよいよ完成が見えてきました (^^) )

先週の時点で、『芝庭』『縁石』『柵』の製作を終えているので、今週は細かな備品類の製作と色塗りをしていきます。

という事で今週の目次は
◆ベンチ・小物類の製作
◆中庭の植栽
になります。

◆ベンチ・小物類の製作
松本城の中庭をグーグルマップのストリートビューでみると、お城の前に何脚かのベンチが据え付けられているようです。広大な中庭だけだといまいち情報量が少ないためこちらも追加しておいた方がよさそうですね。それでは自作していきましょう。

( ↓ ) ベンチの材料は0.3mmプラバンです。木製で作られたように見せるため、座面にはケガキ針で縦筋をいれて板を並べて作られているように表現してみました。

出来上がった座面巾は2mmくらい、1/430スケールなので尺度換算すると860mmか。。。
少し幅広かな? もう少し寸法を詰めておきましょう。

それでは実際に設置してみます。
うん、こんなもんかなぁ (^^;

まだベンチが白地・未塗装のままのため、ややメリハリのない・厚ぼったいベンチになってますが、濃茶で塗装すれば少し締まって見えてくると思います。

ついでに同じ色で柵も塗装していきます。
( ↓ ) う~ん、これはどうだろ?

柵を形作っている縦杭と横棒 ( 手すり ) の交差する部分のエッジが効いていないですねぇ。これは縦・横棒の接合する際に使用した瞬着が固って、ダマ状になって見えているからだと思います。

ちなみに柵の色は、退色した状態に見えるよう、少し明るめの色でウェザリングする予定です。それでもなお、このダマが目立つようなら対策を施していくことにしますね。

それでは、ベンチや看板にウェザリングを施していきますょう。

ウェザリングはエナメル塗料(白+肌色)をドライブラシ手法で軽く色を載せていきます。( ↓ ) 右の写真がウェザリング後になります。まぁ、こんなもんですかねぇ。

一旦、それぞれを仮置きをしてみましょう。
石垣の大きさをスケール感の基準とすると、柵とベンチは違和感は感じないですね。ヨシヨシ (^^)

一方で入口・出口の看板は『やや大きめ』かなぁ。
やはりこちはら作り直しですね。そういえばやたら作り直しばかりしている気がします。。。

特に今回のようなストリートビューで見れるお手本がある場合は、お手本からスケール寸法をしっかり算出して制作していった方が結局は早く終わるという事ですね。反省してます (涙)

斜め上から見てみましょう。。。まぁ、ベンチの色むらをもう少し抑えれば合格ですね。

◆中庭の植栽
松本城の中には様々な庭木が植栽されています。これら庭木の樹木を全てNゲージ用の樹木パーツで補っても良いのですが、1/150パーツを1/430に適用するとややオーバースケール感が出てきてしまいます。

ここは100均のデコレーション材料をフル活用し、スケール感にあった庭木を作っていきましょう。

( ↓ ) さて、この100均の材料ですが、触ってみると全然固いものではなくスポンジ状の質感となっています。なのでこちらを転用しても強度感が不足したままの状態となっていましい、樹木上部に接着する葉っぱ類 ( 緑色のスポンジです) の自重を支えきれなくなるでしょう。

色々と考えたうえで、木工用ボンドの硬化後の強度を活用する事としました。

( ↓ ) やり方は簡単、前回中庭の芝生を固定したときに用いた希釈された木工ボンドにアクリル絵の具で色付を行ったうえで、先ほどの樹木スポンジに吸わせるというものです。

( ↓ ) まっ、色合いはこんなもんでしょう。

もずく? 的な見た目ですね (^^;

( ↓ ) こちらが食器乾燥機でしばらく完成させてたものです。色合いは樹木っぽいですが形がイマイチですねぇ。

( ↓ ) これをさらに分解すると。。。
このようになります。特に青矢印の樹木は、見事なリアルさを出してくれてますね。0.2mm銅線程度の靭性は持っていそうですよ。

あとは幹の部分に銅線を埋め込み、もう少し強度を上げたうえで。中庭に植栽していきましょう。

ようやくゴールが見えてて来ました。次の投稿で完成の姿をお見せできそうですね。
それでは、また。

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