1/48 隼Ⅱ型 (2) エンジン製作

◆出品ターゲット:4月中旬

先週末は両日仕事となり、2週ぶりの更新となってしまいました。折角ご来訪頂く方に残念な思いをさせないよう1回/週以上の更新頻度を守れるよう頑張ります。

◆エンジン制作:セオリー通りの流れではコックピットからですが、実機のエンジン部分の密度感にかなりそそられ、こちらから着手する事としました。エンジンパーツは3部品構成です。右端が減速機部とシリンダボディ、プラグコード用リング、プッシュロッドの全てが一体化されたパーツとなっています。モールドはあるものの奥行き感がないためプッシュロッド部分は切り離して別に取り付けていきます。

少し流れは変わりますが、真鍮棒・パイプ・銅線は下の写真のようにある程度切り出して保管しています。使っているパーツはほぼ100均にて入手できるものです、100均は材料の宝庫なので本当に助かりますね。今回はここから0.5mm真鍮線を用います。

①まずは適当に切り出し位置と角度を見ながら真鍮線の長さ合わせをします。↓こんな感じですかね。

シリンダヘッドは7個あるため14本の切り出しをすると結構な時間を取られてしまいます。そこで先ほど長さ合わせしたマスターを基準にして大量制作します。マスキングテープに貼ってある一番左がマスターです。この隣に適当に切り出した真鍮線をずらずらと並べます。マスターに対し少し長めに切り出すようにし取付時の調整代を設けておきます。

さらに上からズレ防止用のマスキングテープで貼付けて、一気にペンチでカットします。↓こんな感じに一度に4本制作完了、楽ちんです(笑)

②切り出した真鍮線をヘッドとシリンダボディ部の間で突っ張らせて、瞬着で固定していきます。これだけでも奥行き感がでていい感じですね。

プッシュロッド取付けが終わりました。まだ素材の質感と色が邪魔をしてますが密度感がグッとあがりましたね。

エンジンフードのランナーを加工して、エンジン懸架台ぽいものを作って飾ってみます。。。モチベーション維持のため(笑)。

この状態で、プラグコードを配索しても良いのですが、実機写真を見ると点火プラグがそこそこ存在感を出しているので、0.35㎜銅線でそれっぽく追加していきます。小さな部品なので脱落する事がないように、ドリルで穴を開けたあと瞬着で固定しました。またまた脱線ですが、制作中に用いる瞬着は『サラサラ系』と『ゼリー系』2種類を使い分けるようにしています。『サラサラ系』は隙間に流し込むことで接着強度を上げたいとき、『ゼリー系』はより大きな隙間に瞬着を充填しながら強度をあげたいとき、もしくは周辺への瞬着流れ込みを避けたいときです。今回のエンジン組立て工程ではプッシュロッドの固定は『サラサラ系』を用い、仮固定した隙間に接着剤を流し込んでいます。一方、この点火プラグ固定では『ゼリー系』用い、銅線の端に点盛りしたうえでエンジンヘッドに開けた穴に差し込んでいます。『ゼリー系』のため接合部に余分な接着剤の盛り上がりが出ることがありますが、『サラサラ系』を用いると、接着剤が放熱フィンのモールドまで流れ込んでしまい、微細なモールドが埋まってしまうため、止むを得ず『ゼリー系』を用いています。先ほどの盛り上がり部はシリンダーヘッド(黒)×プラグ(シルバー)は塗装色の境界部になるため、色のギャップがあることによりほぼ気にならなくなります。もし気になるなら墨入れをし境界部を浮き出してあげれば、その境界色に目が自然と行くので瞬着の盛り上がりは、結果的に気にならなくなります。(長文ごめんなさい)

③エンジンブロックをサーフェイサー(黒)で塗装し、エナメル塗料 (グレー+白の混色)で特に放熱フィンをあたりを重点的にドライブラシを施します。

④その他細かな部分の塗り分けです。カムロッドは当然ながら実機ではシリンダーブロックとは別の材質&塗装となっているでしょうから、つや消し黒でロッド部のみ塗装し、カムカバーとの接続部は黒鉄色で塗り分けました。

あとプラグコードを異なる色で配索すれば、一気に情報量と密度感が上がりそうですね。こうやってサクサク進むと達成感がすぐ得られるので良いですよね。あ~楽し!(笑)

⑤プラグコードを0.28mm銅線で追加しました。ゴム被覆の電線に見えるようウネウネと曲げながら瞬着で固定してます。

プラグコードと、点火プラグキャップ部、その他もろもろを塗装しています。プラグコードは単調にならぬよう中心側の接続部をシルバーで再現しています。

懸架台にのせて。。。整備中みたいで良いですね(^^)

エンジンカウル内に仮り組みしました。もう少し情報が入ってい来ると良いのですが、努力のあとがほぼほぼ隠れちゃいましたね(笑)

エンジン組立て編は以上です。それではまた。

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