スジボリ用ツール
写真は私が常用しているスジボリ用ツールです。ベテランモデラーの方はよりバリエーションに富む物を揃えていらっしゃって、短時間で最良最適な形状を作られていると思いますが、私はこれで時間はかかるけど何とかやり通しています。
◆カルコ(200円):建築作業用の墨打ち用の固定ピンでホームセンターで購入できます。スジボリの8割くらいの作業はこれだけで済ましています。針先の角度が模型用のケガキ針に比べると鈍角になっているため浅い凹モールドを掘りなおす時においても、また凸モールドに沿って凹モールドを掘りなおす時でも、針がならいやすくモールドから脱線しにくいです。◇使い方◇カルコの自重+軽く押さえる程度の力加減で既存のモールドに沿って溝(というかくぼみ)を付けこの作業を繰り返して深さを出していきます。
斜めに走るのがオリジナルの凸モールド、『く』の字に走るのが凸に沿って凹モールドを掘り直したものです。前述の通りカルコは脱線し難いのですが、背反として強く押し付けると針先によりプラ材が押し出されることで溝に沿って粗材の盛り上がりが発生するため、後処理としてこの盛り上がりを800番程度で平滑にする必要があります。逆に針先が鋭角だと粗材は押し出されずに削られていくため、やすりで平滑にする作業が軽減されます。鋭角なケガキ針で脱線せずにスジボリできるのが一番と思うのですが、私レベルではちと難しいです。
◆エッチングソー(990円):カルコで掘った溝をより深くするときに用います。中段、下段左がいつも使うタミヤ製精密ノコギリ(エッチングソー)です。特に常用するのがラウンド(円弧)タイプで、円弧形状であるため脱線しにくい感じがします。多分ですが、溝を削っている直下の歯より進行方向で前側の歯がモールドにならうためかなと思ってます(多分ですが)。
スジボリはベテランモデラーの方の紹介記事がとても参考になりますね。私の記事はあくまで『限られた道具』で『そこそこできる』程度の紹介です。
◆スジボリテンプレート(-忘れました-円):直線を引くときに活用しています。他にダイモテープを持っていますが作業手順が増え時間がかかるので、このテンプレートで済ましています。手で押さえるだけだと滑っていつの間にかテンプレートがズレてしまうため、ここぞというラインにはテンプレートをマスキングテープで固定して使っています。
スジボリ用ツール 以上です。