1/430 松本城 (1) 中庭の製作 その1
出品予定:5月末ごろ
紅の豚 S.21の制作も進めていますが、最近ふと気になる事が。
前回ヤフオクに出品したのが去年の10頃だよねぇ。。。
『あれっ!もう、7か月も出品してない !!』
これでは、このブログのもともと主旨である『制作記からヤフオク出品まで。。。』が全く達成できないことになってしまいますよね。
という事で急遽お手付き品のなかの一品を、何とか完成度を上げて出品する事にします (^^;
お題は。。。城郭模型 松本城です !
こちら、そういえば、お手付き品でもご紹介してませんでしたねぇ。いえいえ、実は過去の記事『私の制作部屋』でもチラリとご紹介しておるのですよ。
( ↓ ) が、過去記事内でお見せした私の制作机です。机の上部に見える棚がお手付き品の陳列棚となります。色々と仮置きしておりますが、こちらをよく見て頂きますと。。。
( ↓ ) ほらっ、ありますよね !
ど真ん中に、堂々と構える『お手付き松本城』が (笑)
と詐欺広告の末尾に小さく記載される注意事項のような『言ってたよ』紹介はこれくらいにしておいて、それではキット本体の説明をしていきますね (^^;
童友社からは松本城のキットとして、次の2商品がラインナップされています。
・1/350 スタンダート版
・1/430 ジョイジョイコレクション版 です。
この中のスタンダード版で表現される松本城は、ジオラマで表現されるエリアが大変広く、お堀に設置される埋橋まで再現されております。一方、今回ご紹介するジョイジョイコレクション版は縮尺1/430と小さく設定されており、またジオラマで表現される範囲も限定的となっております。
どちらも甲乙付けがたいキット達です。
この圧倒されるスケール感を持つスタンダード版も大変に素敵なんですが、こちらのジョイジョイ版の方が卓上で飾ることができるので、ちょいと飾ってニヤニヤするには丁度良いサイズ感かなぁ。
で、このキットなんですが、随分と前に(私がブログを始めるなんて思ってもいなかった頃に) 制作したもので、ご覧頂けれがお分かりになるとおり、( ↓ ) 出来は御覧の通りイマイチなんです。。。(^^;
今回、何とかこちらを出品に耐えうる状態まで作り込んでいくようにします。
現段階でオリジナルに対して手を加えているところは、
・クリアレジンでお堀の水面を表現
・月見櫓の手すりをエッチングパーツで再現
・鉄道模型用の樹木を追加
くらいでしょうか。まだ最終仕上げまで至っておらず、中途感が半端満載ですねぇ (^^;
( ↓ ) 仕上げ磨きはまだですが、こちらがクリアレジンで再現したお堀です。照り返す水面に映る石垣と水面下に見える石垣が重ね合わさるように見え、これはなかなか良い感じですね (^^)
水面の表面は、最終的にもう少し磨き上げて映り込みを増していくことにします。
( ↓ ) では、全体の再制作 (修正?) に入っていきましょう。
さて、このキット、雰囲気は大変良いのですが、いかんせん中庭の表現にもの足りなさを感じております。芝生エリアや通路のデザインも実際とは大きくことなりますしねぇ(^^;
『ここは、ごっそりデザインを現実と同じにする!!』
との方策も取れるのですが、そうするとまた制作期間が伸びてしまうんですよねぇ。ホント困ったものです (^^;
なので、ここはグッと我慢して、現状のディフォルメデザインを活かしながら、キット小改造するに留めて、付帯 (看板・ベンチ・樹木類) を作り込む事で、現実感を増して行くようにしますね。
さぁ、落札者様のお目に叶う作品になりますかねぇ。少々心配です。。。 (^^;
( ↓ ) まずは中庭の通路を修正していきましょう。特に気になるのは月見櫓の前の通路が芝生となっているところ。。。キットでは、『芝生エリア』は『通路』に対し0.5mm程度高く成型されています。そのままでは通路上に段差が残っていまうため、ここはガッツリ削っていきましょう。
( ↓ ) 次に地肌部分の再現として、ウェザリングペーストで塗装していきましょう。現実の松本城の中庭通路も、土の道のようなので、こちらは質感を合わせられそうですね。
( ↓ ) 塗装直後は薄め液が揮発しておらず、てらってらになっていますが、じきマットな仕上がりになっていきますよ。こちらは何回か塗り重ねて平滑にしていくつもりです。
( ↓ ) 通路の乾燥を待つ間に『松本城 入口』看板を作っておきますね。プラ板を切った貼ったでそれっぽく。。。
このあたりの備品製作は、グーグルマップの3Dビューをお手本にしています。ところで3Dビューって凄いですねぇ、城郭の中まで見れるようになっていますよ、これはかなり感動もの!
( ↓ ) う~ん、これはちょっと大き過ぎますよねぇ (^^;
はい、やり直し!!
( ↓ ) 3割ほどサイズダウンしてます。さて、どうでしょう?
( ↓ ) うん、これくらいですかね。看板の足が長いのはお気になさらずに。。。こちらは後で地面へ埋めていきますので (^^)
( ↓ ) では通路と芝生エリアの境界に置かれている石を設置していきましょう。やっぱりリアルさを追求するなら自然の石ですよね (^^) ちょうど自宅の庭の整備用として川砂を購入していたので、ふるいにかけて石礫を取り出していきます。
( ↓ ) 石が地面に埋め込まれたように見せるのが自然でしょう。ここは予め地面を座繰っておき、ここに石礫を瞬着で固定していきます。出来るだけ小さなものを選んだほうが自然に見えそうですねぇ (^^)
( ↓ ) はい、石置き完成 !!
。。。
。。。
。。。
う~ん、何か変ですねぇ。。。
ちょっと表現が難しいですが、風景 (中庭)にこの石礫が全然 馴染んでないように見えます。
この馴染まない所以が、
・カラフルな石礫の色合いに違和感を感じるのか
・ほぼ石垣と同じ大きさの石礫に違和感を感じるのか
・不揃いな石礫のサイズ・形状に違和感を感じるのか
のどこから来るのか、ちょっとわからないなぁ。
( ↓ ) うん、こちらも変だぞ!
実際は、ここまで通路沿いの石の高さが盛り上がってないし、かりに盛り上がっていても均一な高さに揃えられています。当時の建造担当者ならば、こんな無様な見栄えを許すわけないですよねぇ (笑)
( ↓ ) 拡大画像。。。
遠目で見ても、拡大して見てもダメさ加減が改善されるわけでもないか (^^;
直ぐに出品できるかなと思って手を出してみたものの、本腰を入れないと妥協の産物になっちゃいそうですねぇ。あ~!こちらも譲れなくなっちゃってきたぞ (笑)
うん、止むを得ない。こちらも頑張って作って (修正?) していきましょう。
それでは、また!