1/48 16式機動戦闘車 (16) 最終組立

◆出品予定:10月16日

いよいよ最終組立です!残りの細かな部分の組立を進めていきますね。
◆緑地の製作
◆細かな艤装&クリアパーツ
◆フィギュア塗装
◆泥のかきあげの再現
◆名盤の製作
今回は以上となります。

◆緑地の製作
さて、今回ジオラマで再現する総火演の演習場の特徴は、土・泥の平面の奥に草原が広がっている感じです。そして更にその奥の随分先に射的が設置してあります。現地やビデオを見られた方にはおなじみの風景ですよね。

で、実際の緑地は写真で見る限り背の高い『熊笹』で一面覆われています。ただこれを再現してしまうとジオラマを見る角度によっては、この『熊笹』に車体が隠れて肝心の車体本体が見れなくなってしまいます。なので、今回は高層の『熊笹』は止めて、低層の緑地をそれっぽく再現することにしますね(^^)

さてさて、実際の緑地を観察してみると。。。単一な緑一色ではなく、色々な種類の、色合い豊かな草木が生えてますね。さらに平地と緑地の境界部分はまだらに草木が生えているパターンもありますねぇ。今回再現したいのはこの不規則な規則性です(ちょっと表現がムズい)。では進めていきましょう。

まずは材料集め。。。(↓)は全て100均(セリヤ)で購入したものです。あまり期待していなかったのですが、意外と揃ってしまうもんなんですねぇ(^^)

実は多彩な種類の材料を模型専用品で購入すると、ソコソコのお値段になってしまいます、おそらくキット代を大きく上回るくらい (^^; そのため出来るだけ安く、安く。。。100均のありもの材料で作っていきますね(^^)

(↓)まずは芝状の材料を木工用ボンドで貼り付けていきます。注意すべきは繊維が伸びる方向性です。というのも自然では太陽光が差す方向に草木は向くので(当然ですが)、この方向性を合わせておくことは結構大切なんですよね(^^)

ただ、この状態のままだと、土地の上に『突然』ブロック状の芝が『盛り上がるように』生えている状態となってしまい、かなり不自然です。

これを避けるために用いるのが、(↓)『モデリングペースト』と『アクリルガッシュ』、これらを混ぜて芝の間に塗っていけばこんもりと盛り上がる土くれが、芝の合間に見える状態になっていく。。。はずです(^^;

うん、いい感じになりましたね(^^) さらに低層の雑草類を芝の根元やその他の地面のむき出し部に接着していきます。残念ながらこの雑草は100均で購入したものではなく、鉄道ジオラマ材料を買ってきています(う~ん、止むを得ず)

では、もう少し草木の種類を増やして行きましょう。(↓)今度は100均材ですよ!(笑)この材料、写真では堅そうに見えますが、実際はフワフワのスポンジ状になっています、まぁ気にせず作業を続けますね (^^;

まずはドギツイ黄色を染めましょう(笑)染料はアクリルガッシュを水でシャビシャビにしたものです、先ほどのスポンジ樹木をこちらに浸して乾燥させておきます。

次に、先ほどのスポンジ樹木に、こちらも鉄道ジオラマ用の葉っぱを接着していきます(↓)。ところどころ枝が覗き見えるように接着するとより自然に見えますね。

で、更にこちらも鉄道ジオラマ用のフィールドグラスを用います(↓)。こちらは緑色で事前に染めて、ある程度束にして地表に貼付けていきます。

これらを先ほどの地表に接着していけば完成です!!

あ~あ、結局鉄道模型用のジオラマーパーツを大量に使っちゃいました(^^; この材料、何かで使っていかないと多分何年も在庫で残りそうですね。

ではでは、(↓)完成状態です。どうでしょう?。。。それっぽいですか?

◆細かな艤装&クリアパーツ
そででは、まず後輪部に付く泥除けの製作していきましょう。オリジナルではボディに一体成型されているのですが、いかんせ厚みが少々。。。なので、0.1mm銅板で作り直します。

この0.1mm銅板は、ホームセンターに売っているものですが裏面に接着用の糊が塗布されています。このままではちょっと使えないので、この接着面側にはプリンター用紙を貼付けておきましょう、さらにこの紙面にサラサラ系瞬着を浸み込ませておけば塗膜も乗りやすくなり完璧です!

あっ、発煙搭も蓋部分に紛失防止用ワイヤーを模した銅線もついでに付けておきました(^^)

(↓)あとは先ほどの泥除けを、それっぽく変形させて車体に接着。さらに塗装・ウェザリングを施せば。。。ねっ、それっぽいでしょ(^^)

次に、各ライト類のクリアパーツも作っていきますね。(↓)こちらは0.5mmの下敷き(もち100均!!)を使っています。

こちらを、クリア面が汚れぬよう、出来るだけ接着材を使わずにライト部内寸へ圧入して固定することにします。なので適当な大きさに切り出したあと、嵌めあいを見ながら少しずつペーパーで削りつつ、程よいフィット感になってきたらググっと挿入。。。うん、何とかいけたぞ(^^;

一方テールライト部はブレーキランプの明かりが、ウィンカーやバックライトに滲みもれぬよう、あらかじめこれらライトを裏面よりシルバーで塗りつぶしておきます。

あとは前面から各色を塗って、先ほどと同じようにググっと圧入して固定します。うん、良さそうですね!!

◆フィギュア塗装
こちらは大変申し訳ないのですが、作業に集中したあまり一切写真を残しておりません (^^; 『えー、それを見たかったんだよ』というもの好きな方は、多分いらっしゃらないと思いますが、もしいたら工程全部をお見せできなくて申し訳ありません。今後の製作記でお見せできるようにしておきます。

ということで、後追いで写真取れるところのみで説明しますね(^^; まず顔の塗装からですが、実はこちらは3回ほど塗りなおしております(涙)

<1/2回目> アクリルガッシュを用いて塗装しました(失敗)。こちらの絵具定着力と隠蔽力(発色性)は申し分ないのですが、いかんせん塗膜が厚すぎて。。あっという間に厚塗り化粧状態になってしまいました(^^; なので敢え無く断念。

<3回目>塗料を変えて『ホルバイン アクリリックカラー絵具』にしています。こちらは塗膜が大変薄く、さらに隠ぺい力が弱いのか下地色を透かして色が乗ってくれます。なので通常ならブレンディングで混色をするところを、上塗りするだけで自然な色の繋がりが得られてくるので、意外とお勧めですよ(^^)

試行錯誤の結果(↓)の感じで塗れました。’80年代の往年のアイドルを思わせるような『憂う瞳』。。。

ちょっと戦闘車両に乗車する自衛隊員には見えないですねぇ。。。

こういうときは。。。。。

濃いめのおヒゲで男性感を強調しておきます!!(笑)

車体に乗せて見ると、意外なことに気持ちのこもった表情になってくれましたね(^^) 結果オーライです!! 

あっ後で迷彩服も塗っておかなきゃね(^^;

◆泥のかきあげの再現:
こちらのベースは、綿を用いているのですが、これだと汚泥を巻き上げる感が全く表現されないですね。。。どちらかというと埃っぽい表現になってしまいます。なので少しやり方を見直しました(↓)

まずは、黒×赤褐色を混色したラッカー塗料に綿を浸し染めて置いたうえで、乾燥したのちに車輪後方に伸びるように接着していきます。更に綿全域に薄めた木工ボンドを浸み込ませて形状を固めていけば、下地は完成。

これが乾燥したら、鉄道ジオラマ用の砂利を木工ボンドで接着し、最後はアクリルガッシュ(黒&茶混色)で塗れば。。。ねっ、少し厚みのある汚泥に見えませんか???

(↑ 実はこの疑問形で終わる文面の時は、自信があまりないのです(笑))

◆銘板の製作:
銘板は『スイッチ部』と『車両情報』の2種類を作成します。なお、車両情報は数種類を作成したうえで落札者様にて好きなものを貼付けれるようにしておきます。

使う材料は、エレコムのラベルシールと0.1mm銅板です、印刷して貼り付ければ完成。カッコ良くなりましたね(^^)

最終組立は以上です、それではまた。

前の投稿へ移動 / 次の投稿へ移動