1/48 16式機動戦闘車 (13) 砲炎の電飾化(完成)
◆出品予定:10月9日頃
残りの工程を踏まえて、このタイミングなら出品できそう。。。
今週は投稿は、この作品の天王山となる『砲炎の再現』となります。この『砲炎』、ずっと完成形をイメージしつつ、それに近づくようトライ・修正を重ねて製作を進めているのですが、今回はそれがとうとう現実となる日になりそうです(^^)
今週の目次
◆砲炎の製作
◆車体のウェザリング(2層目)
◆電飾の保護回路について
以上になります。
◆砲炎の製作:
先週までに『砲炎』のカバーの製作は終えているので、今週は各部品の組上げを行っていきますね。手順がわかるように組上げの説明は段階的に行って行くこととします。
◇マズルブレーキ部:
(↓左)まずは砲身に『マズルブレーキ砲炎(後)』カバーを挿入して、ホットボンドでしっかり固定します。
ここで気を付けたいのが、カバーに事前に開ける挿入穴径を、軸径より小さく(マイナス0.5mm程)しておくことです。というのは、ガバガバのはめあいで固定してしまうと、いくらホットボンドの固着力が強いといえども、この状態では完成後にガタつきが起こりかねないので、ここはしっかり嵌めておきます。
ホットボンドが乾いたら、クリアオレンジ(ラッカー)で内側を塗装しておきます。
次に、(↓右)塗装が乾いたらLEDユニットの組付となるのですが、砲身×LEDユニット間は通電させるために接触させておく必要があるため、このLEDユニットと砲身との接着は行っておりません。接着剤が絶縁体になっては困りますからね。
なので、これらの固定は後から挿入するΦ5mmプラパイプでLEDユニットを挟み・押付けて、このパイプ本体をホットボンドで固定することにします。
ではでは、試しにLEDを点灯。。。いいよ~、燃えてるねぇ~(^^)
さて、LEDの点灯が確認できたら、『カバー(前)』側の組付です。前回の投稿でも説明した通り、前後カバー外周部の嵌め合わせは、ある程度フィットするようになっているのですが、成型時の誤差により、やはり少しはパカつく部分も出てきます。なので、この嵌め合わせの部の隙間をホットボンドで埋めて固定しておきます。
(↓) ホットボンドが固まったら、余分なはみだし部をカットしていきます。この作業、カッターで削ぎ落すのではなく、ニッパーでパチパチと切っていく方が楽でした(^^) ホットボンドって硬質ゴムみたいな硬さなんで当然といえば当然か(^^;
次に、(↓)ティシュペーパーをカバー外周に貼付けていきます。というのも、着色したカバーでLEDを覆っただけでは、光の拡散がイマイチで(むしろ中のLED球が見えてしまうくらい(^^;) 、これでは、膨張し燃え上がる砲炎っぽくなりませんもんね(涙)。
で、これらの難点を解消するためにカバー外周にティシュを貼り付ける事にしました。。題して『ねぶた作戦』(笑)、これでカバー内部の光は反射拡散し、全体に行きわたるはずです。。。たぶん(^^;
◇砲口部:
次に砲口部の製作に入りますね、まずは(↓)『砲口(後)』カバーをクリアパイプに挿入後、こちらもホットボンドで固定していきます。その後、砲口用LEDユニットを砲身に挿入。先ほど同じように、こちらも通電させる必要があるため砲身との接着はせず、次の挿入するプラパイプを押さえ固定部品として用います。
(↓)は一番先端部の写真です。こちらは少し複雑ですねぇ(^^; 複雑なのは、先端部から射出される曳光弾を光らせる構造を持たせるためなんですが、このギミックを織り込むための小細工を、少々行っていきますね(^^)
まずは、 Φ4mmアルミパイプを『カバー(前)』から少し出る長さで切出し、砲身(Φ3mm)への挿入部品を作ります。このΦ4mmパイプの根元側に『LEDユニット電極線』『先端光用LEDの配線』を逃がす切欠を加工したうえで、砲身に挿入します。アルミパイプ内にLEDを仕込むのを忘れずに。。。
それでは、再び点灯トライ!! うん、眩しいねぇ~(^^)
(↓左) 『砲口(前)』カバーの組付です。こちらもカバー前後の継ぎ目部はホットボンドで固定していきます。
(↓右) 再々度点灯トライ。。。あらら、『ねぶた』状態にしていないと、やはりLEDの光源が目立ちます(^^; カバーへの着色も十分にしているはずだったのですが、あきらかにLEDの白色に負けてますねぇ。
では『ねぶた』状態にしますか・・・。
◇砲炎塗装:
(↓左)は前後の砲炎全てにティッシュを貼付て乾燥させたものです。
う~ん、なんだろ。。。?
『皮を剥きたてのミカン』。。。かい?(^^;
気を取り直して、クリアオレンジ(ラッカー)を塗っていきますね(↓右)。少しムラがある方が味がでるかなぁ? この塗装の落ち着きどころについては、何度かテスト点灯させながら、いい塩梅を探っていってます(^^)
それでは、砲身単体での点灯確認です。
ついでにΦ3mmプラ棒で作った砲弾もセットして。。。
うん、良さそうですね(^^)
◇車両取付チェック!!
うん、これこれ! この感じ! 思い描いたイメージと全く一緒!
正直、少しホッとしました(^^)
◆車体のウェザリング (2層目) :
ではでは、ウェザリングの続きです(^^)。総火演での車体外板は、基本的に泥で汚れていますよね。
ちょっと余談なんですが、総火演の写真を見ると、どの写真も地面が濡れており(湿っており)、車体の泥汚れもかなり激しい状態で写ってますよねぇ。私はてっきり、『総火演って毎年天候に恵まれないよなぁ』と思ってたんですが、実は、そうではなくて砂埃を防止するため演習場の散水を徹底してされているからだったんですねぇ。知らなかった~、お恥ずかしい(^^;
さて、話を戻して。。。外板に付着した泥汚れが少し流れた状態をウェザリングで再現していきます。使う道具は、いつもの色エンピツです!!(笑)
ベテランの方は色々な技を使って多彩な汚れ表現をされると思いますが、そんな技は持ち合わせておらず、コントロールできる自信もなく。。。で、色エンピツにしてます(^^; 時間はかかりますが、色合いと汚れのスケール感がコントロールできますし、失敗しても水を含ませた綿棒で擦れば簡単に復旧できますからね(^^)
う~ん、こんな汚れもありなんですが少しシックリ来ないなぁ(少し大げさかなぁ)。もう少し写真を観察してみますね(^^;
◆電飾の保護回路について:
今までご紹介したとおり、今回の作品ではLEDを多用しています。このLEDを点灯させるために用いる電源は、『単3×3 (4.5V)』『角型(9V)』をそれぞれ使い分けています。
一方で、砲炎を再現した砲身は、通常砲身と交換可能な仕様としてることから、落札者さまにて内部配線の接続・分離を行って頂くことを前提としています。その中で『配線短絡による発熱』による事故が発生する事がないよう、安全回路としてガラス管ヒューズを配線内に設けておきます。
そもそも、一般的には電池での給電仕様の場合は、短絡したときに電池自体がすぐに放電するため、このような大事に至る事は少ないのですが、ここは万全の予防策を取っておきますね(^^)
使用するヒューズは0.5A を予定しています、実際に電池短絡トライを行ってみて、直ぐに溶断しないなら、もう少し小容量に変更かな?
今週の投稿は以上になります、来週はジオラマベースの紹介ですね。
それでは、また!