1/48 三菱 F-1 (12) ウェザリング塗装 その1

◆出品ターゲット:12月30日(予定) ← そろそろ終わりが見えてきました。

◆退色表現とウェザリング:退色表現もウェザリングも色エンピツで行っていきます。エアブラシでこれらの塗装を行う事も考えましたが、色合いと塗装位置や色の境界などの細かなコントロールが出来なくなるため色エンピツで行う事にしました。色エンピツはトンボ色エンピツ32色を使用、塗装面はつや消しにしてあるので、書き込めば色や容易に乗せる事ができます。また水性塗料のため水を含んだ綿棒を押し付けると湿った状態になり薄く引き伸ばす(フィルタリング状態)こともでき、また失敗時は同じく綿棒で擦ると容易に除去ができます。

①まずは退色表現のため色エンピツ白で薄くしたいところを書き込みます。それだけでは白色の書き込み線が残るため、湿った綿棒を押し付け指の腹で薄く延ばしていきます。1回だけの作業で色が薄ければこの作業を何回も繰り返すと徐々に白色が強く発色します。下はフラップ部のみ白色を乗せています、どうです?薄く発色しているのが見えますか?

②退色表現が終われば、次は黒色でウェザリングに入ります。これも色エンピツを立てて線描き、寝かせて面描きを使い分けて汚したいところをピンポイントで描いていきます。

白と黒がそこそこ乗りました、如何でしょうか?退色表現の見せ方は、太陽光に晒される面が退色が進むかなと思うので上面を特に強く色の変化をつけています。

色エンピツ白を乗せた直後は下の状態になります。これだけでは不自然なので湿らせて色合いをなじませたのが更に次の写真です(向き違いますが。。。)

③下面も同じように色エンピツ黒で描き込んでいきます。下面の汚れはF-4ファントムで良く見られる模様なのですが、パネルライン上は汚れず、一方パネル内側に汚れが残る状態を再現しています。この様な汚れ部のコントロールも色エンピツなら細綿棒で擦れば黒塗装部が綺麗に除去できます。

退色表現とウェザリング(第1段階)が一通り完了しました。第2段階は全体のバランスを見ながら少しずつ色を乗せていきます。

ウェザリング(その1)は以上です、それではまた。

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